住めば都

気が向いたら、好きな俳優、観劇記録や日常ごとを独断と偏見に満ちた表現で書き散らかしています。思考が合わないかたはごめんなさい。

御手洗さん②

異邦の騎士、御手洗潔の挨拶、読みました。

友人から教えてもらっただけなので、ソースは曖昧ですが、島田先生トークショーで、玉木さんだけでなく光一さんのことにも触れてくれたようで、ありがたや。高貴な猫!というキーワードらしい。そしてやはり製作サイドからの石岡くんを光一さんに、という提案だったのね。製作サイドは、保険はかけられるものはかけ、石橋は叩いて渡りたい。出版社は原作が売れる。視聴率というプレッシャーは分散軽減したいよね。
傘を折る女と、異邦の騎士と御手洗潔の挨拶を読んだ限りでは、石岡くん、一緒に住んでいるドジ子ちゃんからちっとも逸脱していないよ…。御手洗さんの秘めたる気持ちは、良くも悪くも行動が雄弁に物語る。まーまだ読了数が少なすぎて、サンプルとしては弱いか。
原作をさらっと読むとちっともバディものになる気がしないのだけど。。スポーツ新聞速報では、名が知れた二人がバディになるのを大々的にお知らせしているだけなのだね。
今のところ原作ファンのかたたちのイメージにはほど遠い気しかしない。
光一さんは、原作の中では異邦の騎士は読んだらしい。あの作品を踏まえた石岡くんだと思えば、こちらもすんなり飲み込めるところがあるのかな。光一さんは自分のやりやすさより、作品の完成度や視聴者への伝わりやすさ、大きな謎(嘘)をいかすための中途半端な曖昧さの排除を優先しそう。視聴者ではなくて、観客と書きそうになったよ。。
15年で舞台のひとになったのだねぇ。

映画 深夜食堂 


イントロダクション - 映画『深夜食堂』公式サイト - 大ヒット公開中

観てきました。

よもぎ町という架空の町にある「めしや」という食堂に集まるひとびとの、悲喜こもごもの3つの話を季節の移り変わりとともにオムニバス形式で見せる。

とっかかりは連続ドラマで、知ってる?観た?と何度も聞かれその都度知らない、観てないといい続けてきたが、観て!と連続ドラマシリーズ1と2を収録したBlu-rayを貸してもらったことからでした。返すためには観なきゃならんということで観ました。観てよかった。久しぶりに観る俳優さんが多くて、その都度老けたねーとか元気だったんだーとか1人でつぶやいていました。

人にお勧めされるのってどの分野の何でも正直得意ではない。すまない。感想を言わなければと気張るし、正直に答えて傷つけるのもね、だし。嘘はつきたくないというかついても親しいひとだとすぐばれる。自分ではぜったい出会えないジャンルのものに触れておぉ!ということも多々あるので、得意ではないけど断らないです。

ドラマと何かが特別変わるわけではなく、マスター役の小林薫さんが揺るがないので見やすい。結論を安易にしないところが好感度大。

観客は思いのほか若い人が多くて、若い人からみたらどういう印象なのか聞いてみたかった。昭和の匂いのする映画、という捉え方なのかな。私は昭和50年代以降を生きているし、まだ楽しもうという気持ちが湧かないので昭和30年代が舞台のノスタルジー溢れる映画は観ていません。テレビのプロジェクトXは観てたのにね、あれだってそれ相応の脚色はあるはずなのにすんません。あの時代を働いてきたひとには感謝しているし、父があの時代に戻りたいかと言われたら戻りたくはない、映像は匂いがないからね、と言っていたのをふと思い出してしまう。

このめしや、どうみても昭和な食堂なのに今を生きるひとの映画でした。

このよもぎ町は、私の通勤途中なのでいずれロケ地めぐりをしようと思っている。買い出しのために坂道を自転車であがるところとか、行ってみたい。田中裕子さんが歌舞伎等でいうところの、「ごちそう」役で出演なさっています。

 

日経エンタ!2015.3 ”テレビドラマ”に思うこと前編

日経エンタ!の光一さん連載っていつまで続くのかしら、ネタ切れにならないのかしら。というこちらの杞憂を吹き飛ばしてくるテーマの数々。もういっそ定期購読してもいいのかなと思う。毎回買うのは少々面倒になってきたことは否めない。しかしこの寒くて運動不足な毎日に、本屋通いをやめることはますます体内に脂肪を溜め込むことを意味する。この定期購読に進みたい感覚は連載1周年のときにすでにあったのに、まあ、かつて筋肉と呼ばれた身体のあたりを横目にみながら見て見ぬ振りをしていたのだ。

今回のテーマは、先日光一さんが出演すると発表になったテレビドラマ「天才探偵ミタライ」に絡めてであり、時期的なことを気にしているあたりまだ続ける気があるよね…。最近テーマが1回で終わらず後編へ、があり、それはそれで嬉しいのだけれど感想を書く気が薄まる。一度に読んでばーっと書きたい。未熟者。。

光一さんは舞台班のひとだからドラマ出演が8年ぶりだそうで、舞台にかける熱量は同じ量ドラマに向けられるものなのかふわっと疑問に思っていた。

ドラマは(撮影時間が限られているから?)舞台とは違う瞬発力が必要と力説なさる。

ただ、準備時間(稽古時間を含め)があまりに短いものはどうしてもそれが露呈するよ。何の分野でも丁寧な仕事というのは、その道のエキスパートでなくても何らかの仕事をしているひとならわかるはずだ。あれって不思議よね。

今回のドラマは単発スペシャルだし、原作者の思い入れが強い分連続ドラマよりも準備期間はあったと思うけれど、現場での試行錯誤があまり許されないという意味ではタイトか。
なんとなく感覚で、というのが落ち着かず、最初から最後まで演じる役のキャラクタを把握し、ミステリとしての作品を鑑みエンターテイメントとして俯瞰した上で、それを壊してキュビズムのよーに再構築しつつ撮影する過程に参加しています、というまぁ言葉にすると簡単そうで擦り合わせにお時間がかかりそうな…。

かーるくそのドラマに主演した歌手やアイドルが主題歌を歌うことについて答えている。

曲調や声質がドラマから逸脱しなければ私は楽しめる。二宮さんの映画大奥の時はちょっと困ったかな。アイドルがいけないのではなく、声の数が多く耳に入る音にどうしてもばらつきが出ると映画の余韻がどこかへ飛んでいって現実に引き戻される気がするのよ。岡田さんのSPのときのぶいさんはよかったな。

素朴な質問。

まだ放送前なので、主演(座長)ではないように見えますが、演じる時意識するのはどういう部分か。ドラマで必要な瞬発力は努めて鍛えられるものか。外部の人に久々に演出されてみてあらためて感じることはありますか。だったのですが、後編を楽しみに…。

 

御手洗さん

光一さんドラマ出演!
いつもは原作は読まない派なのですが、原作ファンのみなさんのステマとは一線を画した熱い呟きと島田先生の光一さんに対する第一印象を書いた文章が楽しい思案の種となりました。感謝の気持ちと、単純にミステリ好きな自分もいるので原作先に読んでいます。
☆傘を折る女
これ、どうやって映像化するのかしら。回想シーンが多いのか。あと、殺人シーン映像化して楽しいのか?という根本的な疑問もあります。
原作の良し悪しではなく、微に入り細に入りそこを描く必要はないかな、と。
こう考えると、名探偵御手洗潔が推理を披露する「石岡くんとの会話劇」に力点を置く作り方になるのか。二人がずっと同じ調子でやりとりすると飽きるのよね。これは、昨年観に行った若村麻由美さんの二人舞台「ブレス・オブ・ライフ」がそうだった。上手さはある二人だったのに、二人だけで会話のテンポが一定だと難しい。自問自答みたいになるから、緩急のつけ方は工夫の余地があって、ここがバディものの見せ場だと思う。
それから、島田先生が脚本にも口を出しておいでで御手洗さんには玉木宏さんをと希望されたのはいいとして、光一さんが石岡くんに選ばれた理由は明かされるのかしら。主役の御手洗さんに選んでほしかったのではなく、石岡くんがよいのではという理由。昨年の剛さんのプラトニックのように、実は剛さんめがけた脚本というわけではないから、教えて貰って期待したい。
まぁ、素直に知名度による話題性と容姿なのでしょうかね…。剛さん同様光一さんのドラマリアルタイムで観ていないから、私にはあの光一さんが剛さん以外のひとと演じるバディものなんて、楽しみしかないのだ!!
さらに島田先生、まだ初回が放送されてもいないのに次回作があるような期待を持たせています。光一さんが昨年J-webで新しいソロお仕事の話を書いていましたが、ぼんやりこれのことなのかなぁと感じていますよ…。

文春のこと

文春って言わずと知れた文藝春秋社の週刊誌。うちは親がずっと新潮派だったのに、ある時から文春になってしばらく続けて買っていた。あれはなぜだったのかしら。買っていたのが亡父なので、今となってははっきりした理由がわからない。阿川佐和子さんの対談ではなく連載エッセイがまだあったころからだから、エッセイ全盛期だった。
その文春を久しぶりに買って読みました。メリーさんというかわいい名前の女性のインタビュー記事が載っていたから。私はKinKi Kidsのファンですし、まぁ同族経営姉弟の姉の話は知らないから、読んでみたわけです。これが面白かった。ハバツの話は、私はあまり関心がなく三人いればハバツはできるよね、ぐらいのスタンスです。あの会社はグループごとに細かい事業部制だと思えば当然でしょう。
そこでメリーさんです。私は、こういう老人になりそう!と思った。歳をとればこうなる、ということではなく近しいの。ダンス好きで母性が炸裂していて、自分が守らなければ、と思ったものは身体を張って守り抜く。矛盾を抱えて疾走!
ただ彼女の考える序列を気にする必要はないと思う。これからは娘さんの時代になるわけだし、同族経営株は親族で握っているでしょう。あの事務所の芸能活動の優先順位がどうなるか、よね。娘さんのスタンスだと、コンサートはあるでしょうがテレビや映画中心になるのかな。
私は極端な話電気が止まってもできる芸能が好きらしく、ロウソクや行燈、提灯の明かりでオケがいればマイクがなくても歌える、踊れるよねと思うのさ。
だから娘さんの時代になっても舞台班のマネジメント頑張って!舞台の観客動員数は公演数が決まっていて、大きく伸ばせない場合もあるけれど、計算できるから柱の一つにはなる。今ライブ回帰しているからハコが足りないのでは、と思うくらい。とーほーさんやしょーちくさんなどとこれからもうまく提携しておくれ。
いいじま班はそういう気持ちがあったのかなかったのか、独立のタイミングは逸した気がする。七夕みたいに、紅白以外に年に一度ここだけは事業部問わず共演してもよい、っていうステージを作れば話題になるしお金も人も集まるのではとシロウトは思うよ…。


オリエント急行殺人事件 1月11日、12日

観たら観ただけの楽しみが随所にちりばめられている話でした。

ミステリを好きだというひとなら、一度は読んだことがあるアガサ・クリスティ原作のオリエント急行殺人事件を三谷幸喜が脚色、フジテレビ開局55周年記念のドラマです。オールスターキャストって簡単に言うね、それでもガチャガチャしないところがよかったです。2幕もののお芝居を見ているようだった。第1幕はそれこそ日本に舞台を移したもの。第2幕は事件の発端から、どうやって犯人が被害者を殺害したかを埋めるもの。ああいう寝台列車ものって、一度は狭い通路に人がひしめいている図を撮りたがるのが面白い。いくつか印象的な場面を映像として残したいがためにドラマにしたのか、と思うくらい。

萬斎さんのお芝居のすてきさは、滑舌と声と姿勢が素晴らしくいいこと!これはいい役者の条件じゃないかしら。これって、新劇の役者さんでもそうだと思う。好きなひとなら猫背でもいいとかあるけれど、私は姿勢がいいひと、無条件に好きです。

1幕は萬斎さんの吸引力であっと言う間に終わりました。ふぐの一夜干しの扱われ方が三谷さん。

復讐は、仕返しという言葉に置き換えられるものですが、日本では仇討ち、代表格が赤穂浪士でしょうか、これに置き換えるのはどうかな、物語に入りやすいのかしら。

復讐の動機は当事者の事情で揺らいでしまうのも当然だと思う。赤穂浪士を脚色し文楽が初演の仮名手本忠臣蔵でも、仇討ちに加わりたくても加われない人物が描かれる。仇討ちは武士のものだけれど、ここではそうじゃない、仇討ちを目指した非なるものということなのかな。

詳しく描かれた殺人の場面は、犯人それぞれの思惑が表情や刺し方などに細かく反映されていて、わざわざあのえぐい場面をクローズアップした甲斐があった。そこで二宮さんです。今でもこういうストーカーもどきのひといるよね、という気持ち悪いキャラクタ設定にすることで、物語が円滑に転がってなおかつコメディになる。まさに2幕の肝でしたね。

正義の殺人でも殺人は殺人。

エピローグの殺人が癖になるのを揶揄するセリフまで任されちゃってまぁ!

復讐するための面々が集まっていく過程での中だるみは、丁寧さの表れですかね。杏さんがひたすらキュートで衣装も素敵でした。第2夜のオンエアは、CMが挟まり過ぎる気がして見づらく、無理に切っている箇所が残念でした。Blu-rayどうしようかな。

そういえば、カウコンとMコン追記

ふと思い出したのと、やっぱりカウコンを一応自分用に残しておこうということで。

Mコン追記:1日に剛さんが光一さんのお誕生日会の演し物準備のためにセットのうしろにはけて、しばらく出てこないときがありました。光一さんは、落ち着かない感じで「昔を思い出す」といったようなことをつぶやいていた。ご一緒したデビュー前からのファンのお友達が、Fコンで剛さんが具合が悪くなったことを思い出したと言っていました。光一さんもそういう感じだったのかな、とふと。

それから、カウコンね。

カウコン行ってきました。きんきファン割合かなり高かった。6曲歌ったうちでジェロマの時のペンラの印象。ぐるぐる。他のグループのファンの人があの動きを見てやってくれたとしてもね、それでも多い感じでした。場所はアリーナでどM字の右足のふくらはぎの内側の花道寄り。文字通り至近距離でした。

デビューが新しいグループ順に名刺代わりの曲を何曲か歌っていく、今までのカウコンと同じものでしたが、昨年とは違ってきんきはほぼ場所貸しのみというわけではなく曲数多くて、いいのかしらと思いつつ、大喜び。登場の仕方がMコンと一緒で、なかなかに気恥ずかしい。明るいと作り込んだ雰囲気に入り込めないので、きんきだと会場の灯りが暗い理由がよくわかる。照明やセットの白いドレープ幕とかカウコン用。滝翼のあと、少年隊。ヒガシとかっちゃん、君だけにが二人なのが残念な気持ちになる。指を鳴らすのは3人じゃないとね。

そのあと、マッチがハーレーで登場してバックステージで岡本健一さんギターを弾かせ歌ってカウントダウン。年が明けると、35周年記念マッチコンでした。とりあえずメドレーは愚か者までいかないと終わらないのがわかるので、フロートが出てきて外周を回る速度を見た時にマッチコンだと気づくという…。おう。

カウコンは私はお友達がアリーナを当ててくれての参加ですが、今回参加していない姉がばっちりマッチの世代です。アイドルが少ない時代だから選択肢がないとも言う。たのきん世代。そのためマッチの古い歌ほどなじみがあって、新しい歌ほどわからなくて困った。とりあえずMペンラを振っていました。右隣のお嬢さんは、じゃんぷくんの山田様のファンらしくて、たまにかわいらしく奇声を発してました。そう、いいかげんって新曲だったのね(いまさら…)

さらに、少しだけと言いつつ後輩さんたちとコラボしてメドレーをやり、アンダルシアが来たのが私的にはハイライトでした。剛さん側で、本当に至近距離で剛さんはおてふりしてくれて、ふわぁとなりました。親しみやすい感じをいつも見せてくれるのですが、ステージで歩いているととてもオーラがあるので実は近寄りがたいのですよね。。光一さんが私の位置からは遠かったので、衣装のことだけ。ベストがとても身体にフィットしていて、お似合いのシルエットでした。二人はカウコン登場時はコンサート衣装で、マッチコンではデザイン違い銀ラメジャケット(コンでは着ていないはず)を着用。

滝翼は、翼が出てこられたので夢物語がとても盛り上がりました。昨年神宮花火大会に行って知ったのですが、滝様のファンのかたは振り付けがすばらしく、とてもまねできません。なので、いつも見ている。楽しい。翼、髪はツーブロックパーマ剃り入りサングラス、療養していたとは思えないビジュアル(笑)。やつれたところを見せたくないのは政治家と芸能人か、と思いました。ごめん。二人で出られてよかった。不思議なものでビジュアルがおっさんな翼でも二人並んでいると、とても優しい空気が流れる。光一さんが仕切りの最後、今年の抱負を聞く前に、二人に「ねぇ、どっちにつく?」(笑)って仰せでしたよ。相変わらず機先を制するひとですよ…。そういう光一さんを楽しそうに見守る剛さん。

歌う曲数に応じてファン割合を決めるのか、TV放映がなくなったから、この企画が出たのか、FNSでもうやってしまったから放映権が売れなかったのかは不明ですが、マッチコン割合を決めてから、他のグループの曲数が決まると思うのよね。というわけで、お若いグループは途中で抜けてさらに他局の番組に出演するのはいいとも思いました。ただ、カウコンにきた若いグループのファンは残念だったと思う。年越しの時間を楽しく過ごそうという計画が水泡に帰したわけで…来年はファンに配慮してくれるといいね。

きんきファンとしては、31日のコンがなくなったかわりというわけではないですが、多く歌ってくれてとても嬉しかったです。剛さんが前髪をあげていらして、男前度が増していました。

あと、NEWSのKAGUYA、スクリーンにMVと本人たちの今の映像を並べて流しながら、パフォーマンスするのがとても良かった。単に私がKAGUYA気になっていたからですが、せっかく蜷川実花さんにお願いしたのだから身内に盛大に宣伝しておくべし。