住めば都

気が向いたら、好きな俳優、観劇記録や日常ごとを独断と偏見に満ちた表現で書き散らかしています。思考が合わないかたはごめんなさい。

メアリー・スチュアート@パルコ劇場 7月5日

中谷美紀さんの舞台は3回目。セリフの言い回しの音が、さらさらとすてきなこと!お姿の光り輝くこと!
セリフがある登場人物が女性だけで構成された舞台なので、出てくる女性を昂らせ突き放します。あの時代歴史の表舞台に出られたのは王族だったからでしょう。
中谷さんがメアリーや侍女など何役か演じる趣向です。万華鏡のように女性の断面が現れては消える舞台になっていました。エリザベスなどを演じた神野さんも存在感たっぷりでした。
リュートの生演奏が単なるBGMを超えた様々な役割を果たしていて、弦の音って素晴らしい!時間が経ったことや、場面が変わったことなど、生演奏だから阿吽の呼吸で役者の演技を引き立てる。シンプルだから強い。

自分の好みとして、どんどんシンプル志向になっています。音が良い、声がよい、姿がよいのが一番。
内野さん、中谷さん、KinKi Kidsのふたり、二宮さん。好きになって楽しい。
テレビで見かける若いひとの煌めきはいつも眩しく目がくらみますが、わたしは30オーバーにときめくようです。30オーバーってもう若くないのよ、それがいいのよ。若くない自覚が、不思議と新しい表現と色気を生むのだ。