ダウントン・アビー
第1シリーズ観て、第2シリーズに入ったところ。わたしにとって時代劇を観る各国共通の楽しさは、風俗あれこれが出てくるところです。住居のつくり、調度品、入浴のしかた、食事やお茶の作法、ファッション、貞操観。
ドラマ冒頭の1912年当時は、男子限子相続という男性しか資産を受け継げない時代。男子が生まれない家は大問題。アメリカの大富豪の娘である奥様の持参金は、一度夫の財産に組み込まれてしまうと、ほぼ他人の又従兄弟の子のものになるという仕組みだとか、面白いよ、ひえぇ。
階級別の生活と恋愛事情とお悩みがストレートにそれも多少の策略を交えてエレガントに表現されている。策略にいきすぎなく、ひとの真実味が時折きちんと感じられるのがよいよ。