住めば都

気が向いたら、好きな俳優、観劇記録や日常ごとを独断と偏見に満ちた表現で書き散らかしています。思考が合わないかたはごめんなさい。

へっぽこ 第9回

脚本家は、やはり変わってしまったようだ。前半に広げた谷内田とのやりとりは、回収されないままなのかしら。本人のトラウマ映像脳内再生中、をドラマだから一部回想シーンとしてプラスαして作ってみせただけ、なのかしら。

武宮高校が一つ目のハードルとしてわかりやすく登場したのは、とてもテレビ的でした。
とりあえず宣言通り勝利したし、残りあと放送2回。大筋は終わってしまって、ほっとしてあとは普通の学園ドラマになってしまうきらいもあるね。どういうところに片付くのかな。
 
私は単に高校生の学園ドラマと思っていない。既視感がある学園ドラマを求めていると、肩すかしをくうと思って身構えていた。めんどくさいけれど、こちらの柔軟性も問われていたと思う。野球ってよくも悪くもこの国では社会性のあるスポーツなのよね。今はサッカー人気があるのかもしれないけれど、それによって各人の個体差を尊重していると言えるほどの個人主義土壌としてはいまだ育っていないもの。
「弱くても勝てます」どういうふうに?スポーツだからルールがあるよね。
ルールの範囲内で、相手に恥をかかせないように勝負に勝つって社会人になると案外難しいのさ。私は以前は勝負にはあまり関係ない専門職サービス業だったけれど、昨年転職して微妙に勝負のお手伝いをしなければいけなくなり、少しでも業務の参考になるものはないかなと思ってみている。