schola 日本の伝統音楽(1)
坂本龍一さんがガイドになって日本の伝統音楽に楽しく触れる。
歌垣とは、若い男女が集まり相互に求愛の歌を掛け合う風習。
即興で愛を語る風習が残る地域の映像をVTRで見た。
即興で愛の歌を歌うって。剛さんは掛け合いではないでしょうけれど、ライブできっと既におやりになっていますね。
先史時代だと、他者に聴かせるものではなく、自分が聴くための楽器があったらしい。
神と自分との関わりのため。音がかすかなものはそのせいかと。
能管を例にとり、ひしぎの音を出す。どこかで聴いたことがある異界霊界の音での表現。
歌口と指孔の間の喉(一回り小さな筒)の部分で音程は楽器の個体ごとに微妙に違うそう。音色も鋭く硬い。
高度な楽器を作ってわざわざ不自由にするという、他の国ではそれは見られないという発言が出演者から出た。もともとないのに入れて、音程を不確かにするというのは、日本独自の発想なのか?
サワリ(琵琶や三味線などの絃が振動するとき楽器本体と触れることで生まれるノイズを含んだ響き)もそうだと。
次回は雅楽と声明。楽しみ。