住めば都

気が向いたら、好きな俳優、観劇記録や日常ごとを独断と偏見に満ちた表現で書き散らかしています。思考が合わないかたはごめんなさい。

ダンスを「観る」こと

踊りって世の東西を問わずありますが、日本古来の舞としての神楽は、文字通り神様に捧げるものです。現代の日本でも身を清めたり、神の依り代になるための舞があるのでしょうか。私は神楽に詳しくないのでさっぱりですが…。

普通に芸能人が踊る場合、例えばアイドルグループ数名が同じ振付の踊りを踊るとしましょう。
当たり前に違いがでます。
「踊りを観る」ケースだけをふと。ダンサーと観客の性別やどういう心情か、観客がどういう恋愛傾向か、などあるでしょうが、私はどうにも自分とダンサーとの一対一の関係性になります。
複数踊っている場合はどの相手を選ぶかはまさに「好み」です。
踊っている姿に自分の好み(異性同性問わず)プラス人格・経験・優先順位等言葉にしづらいものが一瞬一瞬に映し出されるのを感じるイメージ。
ですから、踊っているひとを選べるタイプのお見合いってよさそうだと思ったりします…。
やはり第一印象ですな!勝手!
 
曲調もありますが、動きがアグレッシブで性的魅力をお見せしようと全開な踊りのひとは、さじ加減によってあからさまにお下劣で単に扇情的になりがち。
逆に現代の「ダンス」なのに静謐で受け身に思える、それこそ人身御供か、という雰囲気なのに吸引力を感じさせる人や、すんなり踊るからこそ受け取る側の自由にさせてくれるアクセントの付け方が上手いひともいます。
ダンサーによって自分の感覚が変化していくのが好きで、いろいろな人の踊りを観るのが最近は楽しいです。
踊るひとが減らない、観客も減らない理由がここにあるのね。。
技巧的なことは究極わかりませんし、最近は若すぎないひとが無心に踊っている様子に心惹かれます。
その時だけ、自分の意思ではない何かに突き動かされているかのような様子を観ていると、こちらも清浄な心持ちになれますね…。