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住めば都

気が向いたら、好きな俳優、観劇記録や日常ごとを独断と偏見に満ちた表現で書き散らかしています。思考が合わないかたはごめんなさい。

三人姉妹 @シアターコクーン 2月28日

衣装が役柄の印象をいい意味で左右するよい例なお芝居。
ケラさんのチェーホフシリーズ、昨年のかもめに続いて三人姉妹です。
朗々と語るのは外国の戯曲だからおなじみですね。役者個人の表現力があらわになる。上手いまずいはわからない、言葉での丁寧な描写もつまんないと寝てしまう、すまない。
お腹の中では冷静に自分の行く末を見つめて、外側では軽やかに異性の気持ちを掴み取り、花火のよーにあちこちで恋がスパークし、それでも生きていく、舞台だった。
三人姉妹それぞれ声がよい、魅力的でした。宮沢りえさんが次女でずっと黒づくめのドレスなのが素晴らしかった!!
誰もが着てとりあえず安心する黒。色白のひとが着ると色本来が持つ妖しさや、一筋縄ではいかない着る人の意志をこれでもか、と感じさせて素敵だった。
他の女性は神野三鈴さんが単純に欲深い、太い筆で「一」って一気に書いたキャラクタで印象が濃かった。こうやって自分のテリトリーが侵食されていくのが一番堪えるし気持ち悪い、ぞわぞわした。
思わず、中谷美紀さんと出演する「メアリー・スチュアート」の先行予約に申し込んだくらい。
堤さん目当てに行った舞台でしたが、期待を裏切らない!ずっと軍服なのがいい。どこか破綻していて、それが女性を惹きつけてやまないのを知りつつもどうにか取り繕う気はなくて、引き寄せられてきたお相手と連れ込み宿に行くような男を好演してました。あれ?でもそこがよいのだよ。直截的ですまない。。