住めば都

気が向いたら、好きな俳優、観劇記録や日常ごとを独断と偏見に満ちた表現で書き散らかしています。思考が合わないかたはごめんなさい。

天才探偵ミタライ 傘を折る女

わたしは見やすく面白かった。

既視感はある。御手洗さんが思考を巡らしている時の画像処理がガリレオみたいだなとは思ったし、堅川警部補の安直な描き方は先があると想定済だからかしらとかね…。

あと本格的ミステリードラマっていったい何?と思っているので、好きなものを。日本のはわからない、読んで見ていたものは名探偵ポワロシリーズ。トリックの面白さと犯人の意外性、この二つがあれば、わたしは満足。このシリーズが今後もそれを満たしてくれることを願う。名探偵特有のキャラクターは必要なのでしょうね、今回は天才だということらしい。

天才というのはまわりが思うことであるから玉木さん御手洗、視聴者がイメージする奇人変人天才像とかけ離れていなくてよかったよ。

そして石岡君(ヒロイン)であるところの光一さんは、お顔立ちからのクールな印象はどこかへ置き去り愛嬌あり、彼本来が持つ優しさがにじみ出ているいいキャラだった。原作とは雰囲気違うけれど、御手洗さんのことを理解していて好きなんだな、というのが伝わってくればいいのだ。玉木さんが原作に忠実に真ん中を歩いていってくれれば、そことの距離感で関係性はできていくだろう。

というわけで座長であるキラキラ光一さんを見慣れたわたくし、新鮮な衣装の数々。

一般人コスプレなチノパンとジャケット、喪服スーツと白シャツの着こなし、和食がお好きな御手洗さん用なのか、な割烹着…洗い髪にパジャマととりあえずやることはやったよね。

トナカイの着ぐるみ最高。シリーズ化のために玉木さんと一度ならず対談したほうがいいよ。距離を少しずつ縮めてくだされ。