住めば都

気が向いたら、好きな俳優、観劇記録や日常ごとを独断と偏見に満ちた表現で書き散らかしています。思考が合わないかたはごめんなさい。

演者と演出と編集…日経エンタ!

 

 

 この連載、SHOCKの稽古話から始まって上演中のあれこれもあり、ついにDVD編集の話になったわ。ファンはここまで包み隠さず話してくれるの?といつも思う読み応えだし、実際にSHOCKや光一さんを知らなくても、無理なく話は普遍的なところへと繋がる。担当さんが「塩対応」と呼ぶ光一さんの連載が続くわけかな。。

 自分が演じて演出して映像編集まで関わるひとってどのくらいいるのかしら、でもそこは譲れないというのがよくわかる。たとえば通訳を考えても、サッカー日本代表監督の通訳は、監督の国の言葉と日本語ができればいいだけではない。サッカーの戦術を理解し、選手やコーチに的確に伝えなければならない。ただ言葉を翻訳すればいいだけではないですものね。映像編集も、「その場面はこう見せたい」を映像編集者と共有できていないと、「何や、よーわからん」や、そこが見たいわけではないのに!といった映像の繋ぎになるのでしょう。 

それから、言われれば誰だって納得、しかし意外とおろそかにされがちだと思うのは、「画面の急激な切り替え」についてです。

急激に切り替えられると画に目が追いつかなくて脳がびっくりしてしまう、という一文がありましたが、実際かるくめまいを覚えるコンサートDVDってあるのですよ…。私の場合一度見て、そういうものだと脳が認識すれば大丈夫になりましたけれどね。。

ここ数年でジャニーズのグループのコンサート(何組か)に行き、その後DVDを買って見るようになりました。そこが見たいわけではないよ!どうしてこんなに早く切り替わるの?や、ダンスなのに顔のアップばかりで足元見えません…とかとか感じてしまっていましてね。でも、編集しない据え付け画面で引きの画ばかりではねぇ、公演記録が主ではないわけですし。(ぐちってしまった…)

こういうことばかり思うのってファンとしては残念至極。だから目をつぶれ、出てくるものを甘受せよ、と思ったりもします。KinKi コンに関しては、そういうのあまりなかったかな。Kコンは初めてで天井席だったので、DVDを嬉しく見ましたし、15コンは行って実際に観た時より、DVDが見やすかったですねぇ。15コン、セットが櫓で見上げてばかりでしたからねぇ。。

ことSHOCKDVDに関しては諸々ストレスを感じず、すんなり物語に入っていけます。真の見どころをこぼすことろなく入れてもらっている、という自負もさることながら、1000回記念と言えども映像作品をよく出してくれた。(高額だけれどね!)

ファンが求めていますが、DVD&Blu-rayでここまでクリアな疑似体験ができるわけですからね…。

作り手の理にかなった場面展開と視聴者が見やすい編集は、プロの技術を噛ませないと相容れないようなので、そこは何を最優先にするか、かもしれません。光一さんが作り手かつ自身の観劇時の気持ちで作業に関わった良さが、きちんと出ています。

まぁ実際の舞台を見てほしい演者からすると、複雑そう。ただ、チケットがファンクラブに入っていない普通のひとには取りづらい、いろいろな事情で観にいけないひともいます。関わるスタッフにしても、映像として残ることは嬉しいことではないかしら。映像作品としてDVDを売ることも、作品の良さを伝えることだと思いますよん。

1回で終わらなかったし、続きも楽しみ!