住めば都

気が向いたら、好きな俳優、観劇記録や日常ごとを独断と偏見に満ちた表現で書き散らかしています。思考が合わないかたはごめんなさい。

1000th Performance Anniversary Blu-ray 感想追記(3)

さらに1年後に観たりすると考えも変わっていくのかな、それもまた楽し。

「アナザーストーリー」

 何がいいって、これが舞台のアナザーストーリーではなく、歌「夜の海」のPVととらえても、よい出来だと思えるのがいいのよ。光一さんの最近の声ですし。初見後映像はいいし観やすいのにすぐリピートする気にならなくて、少し時間を置きました。もう一度観たらある時急に涙ぐんでしまい、自分でもびっくり。私は滅多に泣きませんのでね…。ふと泣きたくなるのは、若い頃仕事で疲弊していた時でした。ストレス解消には泣くのがいいからたまにばーっと。今は父親に似た歳や背格好のひとを見ると、少しツライよ。
 それ以外は、文楽で住大夫さんが「沼津の段」をお勤めになったときに、だらだらになってました。まぁ、観劇中は皆前(舞台)を観ているからね、涙を拭ってもいいよね。
お芝居で扱う親子の情愛話に弱くなるのは、経験値が否応なくあがるから無理もないです。
 そういうのとは無関係そうなアナザーストーリーで泣きそうだったのは、コウイチが復活して最後のショーをヤラとつくっている時の描写。ヤラが2人で踊るところで明らかにコウイチが見えている様子なのに、1人で踊っている映像が差し込まれたから。
古くからのSHOCKのファンのかたなら、可能性として考えたことあるのかしら。コウイチはカンパニーの人にしか見えていないのでは?というカットがさらっと入っていた。自分でも気づいていなかったのですが、SHOCKに限らずこういう客観的な「死」の描写に弱いのかも。
説明するより、観て感じて!というショートフィルム。
 最後光を浴びている表情は、生まれ変わる予兆なのか、判然としないのがまたいいね。コウイチ若くして亡くなっているのだもの、生まれ変わってほしいな。