住めば都

気が向いたら、好きな俳優、観劇記録や日常ごとを独断と偏見に満ちた表現で書き散らかしています。思考が合わないかたはごめんなさい。

歌舞伎座 9月17日 夜の部

行ってきました。いいことばかりを書けないので、そういうのでもよろしいかたは続きをどうぞ。

 

義太夫狂言って一人だけ技術が突出していても難しくないですか?という思いでいっぱいです。これは「祭り」だから、上演するのがいいと思わないといけないのかもしれません。

絵本太功記 尼ヶ崎の段 光秀の人物の大きさと(主君を討たないといけなかった悲痛さ)は十分伝わってきました。文楽で感じる光秀の、辺りをも染めゆくような凄みは感じられませんでした。いろいろなところを端折って、この段だけやっているからかしら。私が先に文楽を観てしまっているからかしら。それでも光秀(吉右衛門さん)の台詞はこちらに突き刺さるものがあり、それはやはり吉右衛門さんだから、だと思います。そして染五郎さんの十次郎よかったです。これがお似合い。他にこれができるのは、今のところ菊之助さんかしら。(9月ですし、お姿のみの意見です)さすがに桜色の着物に浅葱色の裃ではなく、人が着て映える深紅の着物に紫の裃だったと思います。

話はね、もうね若い人が命を散らすのは…。

華がほしいね、女形に。若い人に期待。

連獅子、千之助さんがどんどん育ってすてきになっていくのを観るのは楽しいことです。