住めば都

気が向いたら、好きな俳優、観劇記録や日常ごとを独断と偏見に満ちた表現で書き散らかしています。思考が合わないかたはごめんなさい。

NHK木曜時代劇 吉原裏同心

佐伯さん原作のNHK木曜時代劇吉原裏同心を観ています。

相変わらず原作未読です。母が小出恵介さんだと神守幹次郎のイメージではないとのたまうので、なんだか可哀想になり観てみました。小出さんの演技についてはあれこれ言う気はござらん。申し訳ないですが、私が観ている部分は「(新)吉原の風俗」なのです。

吉原って時代劇の添え物みたいな扱いが多くて、真っ正面から取り上げにくかったのでしょうかね…。研究材料資料があまり残っていなくて、時代考証等がむつかしいとか?などと思っていたので、かわいい禿ちゃん映してくれるのが嬉しいです。これが正解!ということではなく、こういうことだっただろう、でもいいんです。本当なら原作の小説を読むべきですが、映像のいいところは百聞は一見に如かずということですもの。テレビってそういうのが強みだったはずだけれど、そういう最初の「見たことのないものを見せる」という部分では、もう役割を終えつつあるのかとふと思う。←27時間テレビを少し観た(笑)

吉原の風俗という意味では、とてもいいですよー。具体的に動いてくれるから楽しい。薄墨太夫は元ジェンヌさんなのかしら(野々すみ花さん)、所作も台詞回しもきれい。まっすぐ好意の場合もあるでしょうが、こういうふうに少しだけ男性と個人的な話をしたい時に、煙管を呑ませるのね、とか。(若い男の従者が大きな赤い番傘を差し掛けて隠しているので、その様子は他の人からは見えない)たおやかで美しい。

このほかも、へーとかほーとか自分で知らないことを確認するばかり。妻敵討ちの話など、どこへやら!ごめんね!小出さん!