住めば都

気が向いたら、好きな俳優、観劇記録や日常ごとを独断と偏見に満ちた表現で書き散らかしています。思考が合わないかたはごめんなさい。

へっぽこ 第11回

プラトニックのあとでこれか!と自分でも思うけれど、書いておきたい。

後半、卒業式のあと部室で15分くらい二宮さん演じる青志先生が野球部員一人ひとり順番に語りかける場面がある。それこそ、このへっぽこでははっきり演出として避けてきたであろう金八先生みたいに。
そういえばジャニーズである二宮さんは、金八のオーディション受けたことあるのよね。ご存知のかたも多いのかな、二宮さんは落ちてる。
話がずれました。この場面は方向性は「部員を泣かせる」、と決まっているわけだから、ということもあり二宮さん任せだったらしいのね。
リハーサルもなくいきなり本番。部員役の子は最初部員役として、青志先生の話を聴いているのに、次第に役ではない自分のことを言われているのがわかると、本気で泣き出すのだ。
それもはっきり一人ひとりへのアドバイスの言葉だと本人がわかるから。
部員役だった若い役者たちも、自分をそういうふうに見ていてくれたんだとわかって素直に嬉しいよね。だから素直に泣くよね。それをドラマの中でやる!
おそるべし二宮和也
へっぽこドラマは、今までにないものをやりたいという気持ちはわかったよ、という感じかな、私は見やすかったし。
二宮さんの、若い役者たちをあっという間に魅了する座長力が遺憾無く発揮されたドラマでしたね…。自分の役はどーでもいいというか、休憩中にぽにょ腹を触らせたりしてましたね。珍しく食事に誘ったり(奢ったり)、若いひとたちがやりやすい現場作りを一生懸命やっているのが感じられて嬉しかったな。