住めば都

気が向いたら、好きな俳優、観劇記録や日常ごとを独断と偏見に満ちた表現で書き散らかしています。思考が合わないかたはごめんなさい。

へっぽこ 第8回

ここまでで一番わかりやすく起伏があり観やすい回。脚本家が今までと違っていた。

最初から複数の脚本家でやる、ということでない場合は、なんというか、ちょっと内部でのあれこれがあった場合が多いね。今回はどうかな。

このドラマを最初から「見守る」スタンスに私の中で変化はないよ。見守るってある程度の余裕と対象に愛情がないと難しいから、今回全11回で1クールのうち7回越えてそうきたか!というカタルシスまで待てない、めんどくさいひとは観なくなるのも無理はない。

お金払って観る場合、伏線が、とか制作者の意図を少なくとも探ろうとしてくれるけれど、TVは口開けて待っている視聴者に向けて水族館のイルカやシャチの飼育係のように「ほっけ」を投げ入れる作業だもんね。たとえが貧弱…。

次回もし前の脚本家に戻るのなら、この回だけ脚本家を変えてきた意味がわからない…。おおまかなプロットは予め決めてあるだろうしね。今回は初の公式戦に向けて練習試合を重ねたり、青志先生が学校をやめる(教師をやめて研究職に戻る)時期がはっきりしたりといろいろ保留事項が解消された回。かつ画も部室とグラウンドの往復だけではなく公園、教室やお店などめまぐるしく変わってたし。

なんというか素人考えでも書きやすい回だと思うのよね。どこを編集してとかはまたスタッフの考え方だけれど。

というわけで、生徒は自分がやるべきことが「仮説、検証」の場である実験(練習)で明確になり、さらに目に見えて成果が表れ、野球の面白さも感じられ嬉しくて目が輝いている。のに対して青志先生は研究職に戻るお誘いがあり戻りたい、かつ好きな野球で生徒が徐々に、自分たちで考え自分たちなりの野球の到達点(強豪校からの勝利)を目指している姿を応援し見守りたい。そんな後ろ髪引かれる思いだということがはっきり「セリフ」ではない佇まいや表情といったもので示されます。ここらへんはファンの贔屓目でしょうが、二宮さんが学園もので先生をやる意味でしょうね。

今回のサービスショットは、青志先生がバッティングピッチャーをやってくれた(二宮さんが投げる姿が見られた)です!ファンとしては野球をやる二宮さんの嬉しさを隠しきれない顔を見られるのが、この上ない幸せなのですよ…。素振りも投球フォームもいいしねぇ。へっぽこたち一人一人に指導するアクションがいちいち決まってていいのよー。

あと、3回どうたのしませてくれるかなぁ。