奈良晒(さらし) 〜麻との微かなおつきあい〜
もうずっと前にどこかのお店で見かけた「中川政七商店」の麻生地のポーチを気に入って使っていました。
買うまで麻だって気づかなかったぼんやりです。のり付けしてアイロンも掛けてあるから、最初はぱりっとしていますね。
使い込むと手になじんで感触がとても気持ちいいものです。
私は肌が弱く、夏の麻の服はすてきだなと思っても上半身に触れるので基本的に着ません。
小物だったらご縁があるかも!と剛さんの2012年ライブで奈良に行った時にお土産に買いました。
奈良晒のふきん。
中川さんのところのものではなく、色があってもいいかなと安直な気持ちで、薄いグリーンのものを買ってみたのです。
漂白したら、あっと言う間に普通の白い晒ふきんになってしまいました。。
そりゃそうよね。
でも、漂白後も使い心地はとてもよいですよ。乾きが速いのが気に入っています。
残念ながら奈良は、文化の入り口、技術の伝承発祥の地に過ぎなくて、洗練される場合は京都であって京都良い所取り、という印象でした。今は違うかな、違うといいな。
雑誌やTVなどのマスコミから教えてもらうばかりですが、昔からの技術が声高に主張せず残っていて、いいものがたくさんありますよね。
今はネットでも簡単に検索して気に入ったものを通販で購入できますから、いい時代だなぁと思います。