住めば都

気が向いたら、好きな俳優、観劇記録や日常ごとを独断と偏見に満ちた表現で書き散らかしています。思考が合わないかたはごめんなさい。

日経エンタ!

雑誌のお値段と重さって少しは比例しているのか、軽かった。。

 

 

日経エンタテインメント! 2014年 02月号 [雑誌]
 

 

エンターテイナーの条件。
照明に対してこんなに思い入れがあるのが、そもそも面白い。
言語ではないが使い方によっては饒舌な「光」は「音」と連動させ操るとより効果的。
照明・光は彼の作りたいステージには不可欠だとソロコンDVDを観て思う。
人がいて動きがあってこその生の舞台でしょうけれど、「もれなく染めることができる」という表現から、作り込める部分はがっちりさせておきたいのかな…。
確かに目からの情報はかなりの確率ですし、それは光一さんが考える観て楽しむステージと関わりが深そう。
 
今回Lコンでも緞帳がわりに円筒型のビジョンを使っていましたし、他にもかなり過去ソロコンで感じたイメージが投影されている気がしてテンションあがりました。。
 
 最近少々ご無沙汰ですが、文楽のあかりは「なまあかり」というそうで、舞台はふんわり見えます。
江戸時代に完成された芸能ですし、もともとの灯りがろうそくや提灯ですから、今でも何かをバシっと照射することはまずありません。
その中で、三業(大夫の語り、三味線の音色、人形の動き)と囃子方で季節(寒暖)、時刻、感情などを表現していきます。
成り立ちと目的が違うと照明ってこうも違うのかと思うと、昔の人の感性の豊かさを感じて嬉しいです。
 
記事で興味深かったのは、画素数が適度に粗いほうが演出上好ましいことがあるという部分でした。
照明に限らず技術の進歩が望ましい場合がほとんどの中、道具や何かの手段であれば、これからはどのレベルが自分の目的に合致するかを吟味しないといけないみたい…。根気ないし大変…。