住めば都

気が向いたら、好きな俳優、観劇記録や日常ごとを独断と偏見に満ちた表現で書き散らかしています。思考が合わないかたはごめんなさい。

ドラマ 大奥〜誕生[有功・家光篇] 追記

 ドラマ後半で、いよいよ有功が「大奥総取締」という春日局と同じ地位まで上り詰めたときに着用していた裃の柄が紺の地に銀糸の「流水紋」で、二宮さんが主演した「大奥」水野篇とのつながりを感じさせました。「大奥プロジェクト」と銘打った甲斐があったものでした。水野篇では、御鈴廊下のシーンで水野は黒地に銀糸の流水紋の裃を着けていました。他にもロケ地が同じだったりファンには心憎いつくり。

 同じスタッフで映画、ドラマと公開、放送しているからこそ、衣装や美術など一貫性を持たせて遊べます。

 

 多部さん(あの演技を観たあとは、「ちゃん」と書きにくく)は、過日簡単に「家光が成長していく姿と相まってすてき」と載せましたが、家光が身体を悪くして臨終間近だと表情までまったく違ってきて、役を生きるってこういうことかも、と思いました。

 そして、家光に「このまま石女であったら一緒に死のう」と言われ、それを密かに生きるよすがにしていたであろう有功に、「自分のために(自分の娘のために)生きろ、と言う家光、言われた有功の表情たるや!

 オンタイムで観る喜びと楽しさはあると思いますが、今でも充分ひとりで盛り上がりました。実は、このドラマを観るより先に、堺さんご成婚記念で、映画の「大奥〜永遠[右衛門佐・綱吉篇]」を観ました。堺さんに興味がおありなら、どちらが先とあまりこだわらずに、二人の将軍と絡むブラックorホワイトな堺さんを堪能あれ。